40代女性が右手の痺れを訴えて来院しました。

2、3日前から上を向くと右手全体に痺れがでるようになりました。家族に介護が必要な人がいるため毎日かなりの重労働を強いられています。

家族の様態が以前より悪くなり、補助も以前より必要となった為、最近は身体を更に酷使するようになりました。負担の増加と並行して症状も現れてきました。

１回目の施術では、上を向いた時の首の可動域は広がったものの痺れの軽減は見られませんでした。

2回目の施術ではやや痛みに改善は見られ、3回目の施術を行った後はだいぶ痺れや痛みが治まって来ました。

現在はペースを少し伸ばし4回目の施術を今後行う予定です。

この患者さんの症状は頸椎での神経の圧迫により生じた症状でした。上を向くと頸椎からでる神経の出入り口は狭くなることによって症状が誘発されていました。

しかしよく診ると患部に問題はあまりみられず、その患部の下側にある背骨の可動制限が患部に負担をかけ痺れを誘発していました。

施術としては頸椎下部及び胸椎上部を矯正することによって本来ある可動域を取り戻し、患部への負担を減らすことで痺れの軽減がみられました。