2023.04.07
妊娠中の腰痛と体調管理 30代 女性
江東区に住む30代女性が妊娠中の体調管理を希望して来院しました。 来院時は... 続きを読む
妊娠中はママさんと赤ちゃんにとっても大事な時期。妊婦さんのお身体は、お腹の中の赤ちゃんの成長と共に大事な命を守るために変化していきます。お腹が段々と大きくなってくると体重の増加はもちろん重心位置も前方になりやすくなるので、腰を反らせてバランスを取ることが多くなってきます。妊娠前に腰部や骨盤のバランスが崩れている場合、負担が増加し腰痛や股関節痛、臀部痛などを発症することがあります。 骨盤帯や関節を柔らかくするホルモン(リラキシン)の分泌量が上がるで、通常よりも身体を支える支持力が弱まり歪みやすい時期です。出産に備えて靭帯や関節が緩くなるため、偏った負荷がかかり仙腸関節や恥骨結合を痛めてしまうこともあります。体液バランスの変化によって代謝が悪くなると手足のむくみもひどくなります。 産後のお母さんのお身体も、変化が多い時期。 産後はお母さんも赤ちゃん中心の生活となるため、ご自身のケアが疎かにされがち。 抱っこや授乳で前かがみの姿勢が多くなったり慢性的な睡眠不足で、知らない間にお身体への負担がかかっています。 また産後にもホルモンのバランスが変化してくるので、気が付かないうちにお身体の疲労度が限界になってきます。 妊娠中から引きずってしまう反り腰や骨盤の開き、また弱ってしまった腹筋や骨盤周りの筋肉の影響で痛みが出やすくなっています。 そして子育て中に起こる肩こりや手首の痛みも、この時期は出ることが多くなっています。